鳥の詩 ------ ※ 消える飛行機雲 僕たちは見送った 眩しくて逃げた いつだって弱くて あの日から変わらず いつまでも 変わらずにいられなかったこと 悔しくて指を 離す あの鳥はまだうまく飛べないけど いつかは風を切って知る 届かない場所がまだ遠くにある。 願いだけ秘めて見つめてる 子供たちは夏の線路 歩く 吹く風に 素足をさらして 遠くには幼かった 日々を 両手には 飛び立つ希望を ※ 消える飛行機雲 追いかけて追いかけて この丘を越えた あの日から変わらず いつまでも 真っ直ぐに僕たちはあるように わたつみのような 強さを守れるよ きっと あの空を回る風車の羽根たちは いつまでも同じ夢見る 届かない場所をずっと見つめてる 願いを秘めた鳥の夢を 振り返る焼けた線路 覆う 入道雲 形を変えても 僕らは覚えていて どうか 季節が 残した昨日を ※ 消える飛行機雲 追いかけて追いかけて 早すぎる合図 ふたり笑い出してる いつまでも 真っ直ぐに眼差しはあるように 汗が滲んでも 手を離さないよ ずっと 消える飛行機雲 僕たちは見送った 眩しくて逃げた いつだって弱くて あの日から変わらず いつまでも 変わらずにいられなかったこと 悔しくて指を離す -------- 浮雲工房 http://ukigumo.s68.xrea.com/