手書きの原稿を取り込んだら、色を塗る前にまず白い部分を透明にしますよね。
「明るさ・コントラスト」で白と黒をはっきりさせ、「色域選択」で白を選んで削除という手がありますが、
これだと線の回りにヘンに余白(こんなかんじ)が出来ちゃいます。
余白が気になっていた方はどうぞ挑戦して下さい。
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まず原稿をスキャンします。 解像度は適当に。 押乃は144〜288ぐらいで取り込んでます。 ネットは解像度72なので72の倍数にしておくと、縮小した後がキレイかもしれません。 グレースケールにしておくのも忘れずに。 ←取り込みました。 |
お勧めは「レベル補正」です。([イメージ]-[色調補正]-[レベル補正]) ![]() 画像も参考に、グラフの下の△だけさわって下さい。 1.右側の△を、グラフ右側の山を越えたあたりにドラッグします。 2.同様に左の△も、左側の山を越えたあたりに。 3.プレビューで自分好みになるよう、中央の△を動かします。 | |
ではいよいよ主線の抽出です。 ここからを「アクション」に記録しておくと、次から便利ですよ♪ (アクションの詳しい説明はこちらのページをご覧ください。) 一つ一つを説明すると非常にヤヤコシイので、まずは何も考えないで順番にやってください。 1.全てを選択 2.コピー 3.新規チャンネルを作成(初期設定のままで!) 4.ペースト 5.選択範囲を反転 6.新規レイヤーを作成(名前は適当に。押乃は主線とつけます。) 7.選択範囲を読み込む「アルファチャンネル1」 8.主線に使う色をカラーウィンドウから選択(押乃は常に黒…。) 9.塗りつぶし([編集]-[塗りつぶし]で!バケツはダメ!) 10.選択を解除 | |
はい!出来上がり! 色が薄く感じられますが、下にレイヤーを作って色を塗ると濃くなります。 |
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それでは比べてみましょう。上と絵が違うのは気にしない(^_^;
塗りは片方に彩色した後、主線以外のレイヤーをコピーしてあります。
光だけうっかり主線レイヤーに塗ってしまったのでカタチが違います(汗
髪と背景のトコとか、目のあたりとかの仕上がりが全然違いますねー!
レベル補正後「色域選択」で白を削除 レベル補正後上の方法による主線抽出